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マスク氏率いる企業で「iPhone禁止」 アップルとオープンAIの連携批判

米カリフォルニア州シリコンバレーのクパチーノで開かれた世界開発者会議(WWDC)で基調講演を行うアップルのティム・クックCEO(2024年6月10日撮影)。(c)Nic Coury : AFP

米カリフォルニア州シリコンバレーのクパチーノで開かれた世界開発者会議(WWDC)で基調講演を行うアップルのティム・クックCEO(2024年6月10日撮影)。(c)Nic Coury : AFP

【AFP=時事】米アップル(Apple)は10日、iPhone(アイフォーン)など携帯端末に搭載する自社開発の生成AI(人工知能)「アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)」を発表し、米オープンAI(OpenAI)の対話型AI「チャットGPT(ChatGPT)」とも連携可能にする方針を明らかにした。この連携について、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏はデータの安全性が脅かされるとし、自身が率いる企業でのアイフォーン使用を禁止すると表明した。

 マスク氏はSNSで「データがオープンAIに渡った後、どのように扱われるかをアップルは示していない。関知しないということだ」と批判した。

 マスク氏はオープンAIと競合するAI開発の新企業xAIを設立。2015年のオープンAI創業を支援した経緯もあるが、その後、同社を提訴している。

 アップルによると、アップルインテリジェンスは同日発表された新OS「iOS18」にも搭載される。

 アップルインテリジェンスはオープンAIの最新AIモデル「GPT-4o」にも対応し、音声アシスタント「シリ(Siri)」でチャットGPTが使えるようになる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件