DG Lab設立にあたり、デジタルガレージ取締役 共同創業者の伊藤穰一がバイオテクノロジーの未来について語った。インタビューの中で伊藤穰一は、日本は漫画の中でサイボーグが出てくることがあり、世界で最もバイオテクノロジーとITが融合するイメージができていると言う。
「Bio is the new digital」と唱える伊藤穰一のインタビューはこちら。
➖➖バイオの進化がもたらすもの
MIT Media Lab創設者のNicholas Negroponteが言った言葉で僕も好きな言葉” Bio is the new digital”がある。デジタルの時代になった時、世の中のいろんなものが繋がって、いろんな業界がひっくり返ったが、これからバイオテクノロジーを使ったエレクトロニクスとか、バイオテクノロジーを使った素材とか、エレクトロニクスを使った健康とか、バイオテクノロジーがデジタルと同じように全部に繋がってくると思う。
バイオテクノロジーの業界の中にITも入ってくると思うし、バイオテクノロジーにはいろんな要素ができると思う。例えば、目のインプラント、脳に何かを接続すること、義足などがある。
日本はサイボーグの漫画があったので、エヴァンゲリオンなどのイメージを持っている。日本が一番バイオテクノロジーの未来のイメージに当たっていると思う。そのサイボーグが出てくるような漫画を想像すると、バイオテクノロジーとITがリンクしているので、それをイメージすればいい。
バイオテクノロジーとITを両方見ながら、必要な方に寄せていくことが重要になるのではないか。
デジタルガレージ取締役 共同創業者。MITメディアラボ所長。投資家としてTwitter、Six Apartなどのベンチャーを支援。 The New York Times 、ソニーの取締役。Knight Foundation、MacArthur Foundation、Mozilla Foundationなどの理事を務める。