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糖尿病性網膜症の診断にAI機器 米当局が承認

ニカラグアで糖尿病性網膜症のレーザー治療を受ける男性(2011年9月22日撮影)。(c)AFP PHOTO / ELMER MARTINEZ

ニカラグアで糖尿病性網膜症のレーザー治療を受ける男性(2011年9月22日撮影)。(c)AFP PHOTO / ELMER MARTINEZ

【AFP=時事】米食品医薬品局(FDA)は11日、糖尿病による視覚障害を検出する初の人工知能を使った医療機器を承認した。糖尿病性網膜症は米国内にいる3千万人以上の糖尿病患者にとって視力喪失の最も一般的な原因となっているが、この機器を利用すれば専門医でなくても、患者のデータや画像から症状を解釈せずに糖尿病性網膜症を診断できるという。

 診断に使用される新型機器は「IDx-DR」と呼ばれる。IDx-DRに搭載されたソフトウェアは人工知能のアルゴリズムを使って、網膜撮影用カメラ「Topcon NW400」で写した眼球の画像を分析するとFDAは説明している。

 医師がIDx-DRがインストールされたクラウドサーバーに、患者の網膜のデジタル画像をアップロードすると、分析結果が送られてくる。結果が「軽度以上」の場合は、患者は専門医の治療を受けるべきとされる。また網膜症が陰性との結果を得ても、1年以内に再検査を受けることができる。

 販売用にFDAの承認を受けたAI医療機器はIDx-DRが初めて。臨床医の診断がなくても画像の分析結果が提供されるため、例えば普段は眼科を専門としていない医療従事者でも糖尿病性網膜症の診断が可能になる。

  900人の糖尿病患者を対象とした性能試験では、眼球の画像から87%の確率で軽度以上の網膜症を正しく診断できることが証明された。また90%の確率で正確に「軽度未満」の症状を認識したという。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件