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中国産チップの研究促進へ アリババ、中天微を買収

中天微が自主開発したチップ(2018年4月21日撮影)。(c)CNS/王剛

中天微が自主開発したチップ(2018年4月21日撮影)。(c)CNS/王剛

【AFP=時事】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)は20日、中国唯一の組み込み式CPUを自主開発したIPコア企業、杭州中天微システム(C-Sky Microsystems)を買収したと発表した。アリババの張建鋒(Zhang Jianfeng)CTO(最高技術責任者)は、「IPコアはチップの能力の鍵であり、IPコア分野への進出は、中国産チップの実現への一歩だ」と話した。

  張CTOは「アリババがチップ開発に取り組むことは少しも不思議なことではない。今やらなければ、この先多くの障壁にぶつかるからだ。アリババはクラウドコンピューティングにも力を入れている。また、スマート化、デジタル化の過程で高性能なチップへの需要が生まれている」と語った。

 中天微システムは組み込み式CPU IP研究開発と大量生産で豊富なノウハウを持ち、生活、交通、スマート都市といった分野向けに世界に累計7億個のチップを出荷してきた。アリババは2014年に初めて中天微に出資、17年に追加出資を行った。

 中天微の李春強(Li Chunqiang)副総経理は、「我々のCPUの特徴は主に低電力消費、低コスト、高性能といった特徴が挙げられる」と話す。

■「今踏み出さないと、スタートラインにも立てない」

「2017年中国集積回路産業分析報告」によると、中国のコア集積回路における国産チップのシェアは低く、コンピューター、モバイル通信端末などの分野のチップの国産率はゼロに近い。  張CTOは、「国産チップの生産量は、将来何百、何千倍にも増えるだろう。今のうちに踏み出さないと、スタートラインにも立てない」と話している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件