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蘭州ラーメンに市政府が「お墨付き」 QRコードで確認

店舗のQRコードをスキャンすると、本場の蘭州牛肉ラーメンであるかどうかを調べられる(2018年6月23日撮影)。(c)CNS/魏建軍

店舗のQRコードをスキャンすると、本場の蘭州牛肉ラーメンであるかどうかを調べられる(2018年6月23日撮影)。(c)CNS/魏建軍

【AFP=時事】「もう『偽物』の心配をしなくてもいい」

 故郷を離れて十数年、甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)出身の王超さんは、独り異郷で、どんなに忙しくても常に記憶の中で故郷の味を思い出す。しかし、期待して蘭州牛肉ラーメンを一口食べると、いつもその味の悪さにがっかりするそうだ。だが現在は、スマホさえあれば、気軽に本場の蘭州牛肉ラーメン店を見つけ出すことができる。

 蘭州市で6月下旬に開催された中国麺博覧会で、「中国蘭州牛肉ラーメン館」公式の認証サービスプラットフォームの開設式典が行われた。

 このプラットフォームを利用することによって、「本物」の蘭州牛肉ラーメンには市当局から「お墨付き」を与えられることになり、市民は微信(ウィーチャット、WeChat)を開いて店のQRコードをスキャンすると、その店が「真正の」蘭州ラーメンかどうかを調べることができる。

 ウィーチャット公式アカウントにある「ラーメン認証」アカウントをフォローすると、いつでも登録店舗の情報を受け取ることができ、全国、全世界に展開する蘭州ラーメン店の情報なども地図で一目瞭然で分かる仕組みになっている。

 蘭州牛肉ラーメンは、現地では「牛肉麺」「牛大(Niuda)」といった愛称で親しまれ、蘭州市の伝統的なご当地料理であり、街の象徴にもなっている。

「蘭州ラーメン」の看板を掲げている店は中国全国で数万店舗、業務に携わるスタッフも数十万人いると言われる。年間売上高は100億元(約1666億円)以上で、急速な発展を見せる市場だが、一方でラーメンの品質や、味がそれぞれ異なるなど玉石混淆の状態だ。

 中国蘭州牛肉ラーメンを公式に認証するプラットフォームの設立は、「蘭州ラーメン保護」のため蘭州市商務局などが主導している。認証審査に通過した店舗には、公式サイトから認証を発行され、「蘭州牛肉ラーメン」の商標上の保護を受けられる。

 同市商務局の劉志強(Liu Zhiqiang)副局長は、「モバイルインターネットの技術によって、牛肉麺協会や店舗経営者と、消費者のニーズを結びつけ、全国に展開する蘭州ラーメンが、本当に本場のものなのかを無料で識別する。そうすることで、蘭州牛肉ラーメンの伝統的な製造技術を守り、蘭州市のご当地グルメの知名度を上げていきたい」と話した。

 公式サイトの統計によると、すでに蘭州の地元の1000店が、認証プラットフォーム上に登録しているという。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件