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カメルーンの分離独立派、「革命的」仮想通貨を発行

カメルーンの首都ヤウンデの軍事裁判所で、英語圏の独立運動とのかかわりがあったとして逮捕された人々(2018年12月14日撮影、資料写真)。(c)AFP

カメルーンの首都ヤウンデの軍事裁判所で、英語圏の独立運動とのかかわりがあったとして逮捕された人々(2018年12月14日撮影、資料写真)。(c)AFP

【AFP=時事】アフリカ中部カメルーンで英語圏の分離独立を主張する勢力は24日、独立と人道支援提供に必要な資金調達を目的とした仮想通貨「アンバコイン(AmbaCoin)」を発行したと発表した。

 この仮想通貨はビットコイン(Bitcoin)と同じくブロックチェーン技術に基づいたもので、名称は一方的に独立宣言した「アンバゾニア共和国(Republic of Ambazonia)」にちなんでいる。

 公式サイトでは、「アンバコインの売り上げは全て、難民と国内避難民の支援、占領軍により破壊された家屋の再建、カメルーン共和国の抑圧的な体制による支配からの地域社会の防衛という、アンバゾニアの大義のための資金に充てられる」と説明されている。

 同サイトに設置された時計によれば、アンバコインは21日に運用が開始された。2万8000件以上の事前注文があったとされるが、この数字の信ぴょう性は確認できない。通貨単位は「アンバ」で、1アンバは25米セントで取引されている。

 カメルーンでは昨年10月、急進的な英語圏指導者らが北西(Northwest)州と南西(Southwest)州の「アンバゾニア共和国」としての独立を宣言。2州はかつて英統治下で南カメルーンと呼ばれていたが、1961年にフランス語話者が人口の多数を占めるカメルーンに編入された。

 独立宣言を受け、首都ヤウンデの中央政府は武装勢力への対応に軍隊を投入。独立系シンクタンクの国際危機グループ(ICG)によると、治安要員200人以上と民間人少なくとも500人が死亡した。また国連(UN)は、43万7000人が避難を強いられたと推定している。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件