Open Innovation Platform
FOLLOW US

CESをにぎわすハイテク技術を駆使した大人のおもちゃ

米ネバダ州ラスベガスで開催中の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」(2019年1月8日撮影)。(c)DAVID MCNEW / AFP

米ネバダ州ラスベガスで開催中の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」(2019年1月8日撮影)。(c)DAVID MCNEW / AFP

【AFP=時事】古くは印刷機からVCR(ビデオカセットレコーダー)、バーチャルリアリティー(VR)セックスに至るまで、アダルト・エンターテインメントは常に、ポルノ界に革新とテクノロジーの改良を促してきた。

 そして米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で開催中の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics Show、CES)」を訪れる大勢のテクノロジー愛好家にとって、大人のおもちゃは、インテリジェント・トースターや人工知能(AI)搭載掃除機などから場所を空けてもらうべき存在なのだ。

 全米民生技術協会(CTA)主催の今年の見本市で展示されているハイテク製品の中には、仮想ポールダンサーを備えたストリップクラブや、スマートウオッチから操作することのできる「個人用マッサージ師」があり話題となっている。

 英アダルトグッズ販売店「ミステリーバイブ(MysteryVibe)」によると、バイブレーターや潤滑剤といったアダルトグッズの市場は、2022年までに世界全体で372億ドル(約4兆円)規模に成長すると見込まれている。

■驚くような製品

 アダルトサイト「ノーティー・アメリカ(Naughty America)」の「ストリップクラブ」は、スマートフォンやタブレット上の機能を利用して、利用者の周囲に男性ストリッパーや女性ストリッパーの立体画像を投影することができる。

 同社のアンドレアス・フロノプロス(Andreas Hronopoulos)最高責任者はAFPの取材に対し、「本当にすごいですよ」「完璧なストリッパーを部屋に連れてこられるんですから。ポールがあって、彼女がいる。チップを渡す必要もありません」と語った。

 バーチャルパフォーマーが位置に着いたら、まるで実際にダンサーがそこにいるかのように、観客はその周囲を移動できる。ヘッドギアには、ストリッパーの目線から周りを見渡せるオプションもある。  アダルトエンターテインメント業界には、製品改良や利益向上を約束してくれる新たなテクノロジーを大胆に追い求めてきた歴史がある。Eコマースやストリーミングビデオ、ウェブカメラからケーブルテレビ、字幕に至るまで、すべてを自分たちの製品に取り入れてきた。

 米調査会社ガートナー(Gartner)のテュオン・グエン(Tuong Nguyen)主任アナリストはAFPの取材に対し、「テクノロジー業界は、彼らから教えられることがあると思う」と語った。

■ハンズフリー

 テクノロジーが急速に発展する中、通常は家族向けの製品の売り込みを得意とするテック業界にとっての挑戦は、時には厳しい目を向けられることもあるアダルトエンターテインメントの世界にどの程度入り込んでいくかということだ。  今年のCESイノベーション賞は、マイクロロボット技術を使って人間の口の感覚を真似たハンズフ

リーバイブレーターロボット「Ose」に贈られた。だがこの製品は規定を破ったとみなされてその栄光を剥奪され、展示フロアからも撤去されて物議を醸している。

 なぜ裸のポールダンサーは良くて、ハイテクバイブレーターはだめなのか、皆、納得がいかないかもしれないが、CTA側は、「同製品は既存のいかなる製品カテゴリーにも当てはまらないため、その資格を有していなかった」と釈明。

 同製品の開発者は、CTAに宛てた公開書簡の中で、「社会は、セックスやセクシュアリティーをめぐるタブーを捨てる必要がある。それは生活や健康の一部であり、主要な話題の一つとなるべきものだ」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件