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中国「遺伝子編集」の2例目、すでに妊娠12~14週か

中国・香港で開かれた学会に出席した賀建奎氏(2018年11月28日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP

中国・香港で開かれた学会に出席した賀建奎氏(2018年11月28日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP

【AFP=時事】中国の研究者が遺伝子編集技術を用い、初めて人間の子どもを誕生させたと主張していた問題で、2例目となる女性の妊娠がすでに12~14週目に入っている可能性が明らかになった。この研究者と近しい米国人医師がAFPの取材に応じて語った。

 中国人科学者の賀建奎(He Jiankui)氏は、昨年11月に誕生した双子の女児らについて、父親の男性からのエイズウイルス(HIV)感染を防ぐためDNA改変に成功したと発表し、科学界に衝撃を与えた。

 賀氏は11月下旬に香港で行われたヒトゲノムに関する国際会議で、2例目の妊娠の可能性についても触れたが、これまで状況は不明だった。今月21日には中国国営メディアが、2例目の女性が妊娠していると予備調査で確認されたと報じた。

 今回、賀氏と2年前から知り合いだという、米スタンフォード大学(Stanford University)の医師で生命倫理学者のウィリアム・ハールバット(William Hurlbut)氏がAFPの取材に応じ、賀氏の話からは「(ヒトゲノム)会議の際には妊娠からまだ非常に日が浅く、診察ではなく化学的にしか検知できない状態だという印象だった」と述べ、そうすると「女性は現在、妊娠12~14週目ではないか」と語った。

 ハールバット氏は2年前の研究会議で賀氏と知り合って以降、賀氏がスタンフォード大を訪れた際に少なくとも4度会っているという。ハールバット氏自身は賀氏のプロジェクトには関わっておらず、2例目の妊娠については賀氏から聞いた範囲でしか知らないと述べた。

 また、香港でのゲノム会議の後にハールバット氏は賀氏の研究室を訪れる計画だったが、研究について報じられると、ハールバット氏自身が「治安関係者の保護下」に置かれた。以来、賀氏とは直接会っていないが、毎週電子メールや電話で連絡を取っていた。最後に連絡があったのは8日前だという。  ハールバット氏によると賀氏は現在、中国で警察当局の捜査対象となっているが、深セン(Shenzhen)にある南方科技大学(SUSTech)の宿舎に居住しており、日中は家族の訪問が許されている。賀氏は恐怖やストレスを感じている様子はなく「大学構内を自由に歩いている」と語っているというが、ハールバット氏は「法的な問題に直面する可能性はあるかもしれない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件