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「速い、正確、厳しい!」 AI審査員が登場、杭州のプログラミング競技会

アリババのプログラミング競技会に登場したAI審査員(2019年4月19日撮影)。(c)CNS/仲雁銘

アリババのプログラミング競技会に登場したAI審査員(2019年4月19日撮影)。(c)CNS/仲雁銘

【CNS】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)のエンジニアが集う研究開発効率フォーラム「83行プログラミング競技会」決勝大会がこのほど、中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で開催された。会場の審査員席には「藍雁侠(Lanyanxia)」と名付けられた人工知能(AI)審査員が現れ、アリババのトップクラスの技術者らと一緒にプログラミング審査を行った。世界的にもプログラミング競技会でAI審査員が登場するのは初めてで、多くのプログラマーの注目を集めた。

 この競技会には、1000人を超えるアリババのエンジニアが参加。約100人のアリババのトップクラスのエンジニアと1対1で対面してプログラミング技術について切磋琢磨し、最後に残った8組の選手がこの日の決勝に臨んだ。  8組の選手は順に、自分の自信作を舞台で発表。プログラミングの方向性に関する専門審査員からの質問に答えるほか、AI審査員が発見したプログラム上の問題にも対応しなければならない。

 AI審査員は、アリババのコード・プラットフォームで開発されたAIシステムをベースとしており、自動的にプログラムのバグを探り当てて修正を提案する。速度は1000分の1秒クラスで、誤報率も低い。  AI審査員はクラウド上で動き、選手がプログラムを提出すると、静的分析や動的分析など異なる次元から評価を行った。時折画面上で評価コメントを発して人々を驚かせた。

 会場の緊張した雰囲気は、AI審査員のユーモアにあふれたコメントでほぐれていった。競技は100点満点で行われ、その中でAI審査員の持ち点は20点だった。

 実際の仕事の中では、エンジニアとAIの関係は微妙に変わってきている。エンジニアがプログラミングしてAIを作ったわけだが、AIはエンジニアが作ったプログラムを評価し、さらにはバグの修正まででき、エンジニアの仕事の助けになっているのだ。

 競技会の後に取材してみたところ、競技会に参加した選手らは決して「AIに支配された」という恐怖は感じておらず、むしろ新技術に対する期待感のほうが強かった。【翻訳編集】 CNS/AFPBB News |使用条件