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フェイスブックの人工知能、6人ポーカーでプロに初勝利

ポーカーをする人(2014年10月25日撮影、資料写真)。(c) KENZO TRIBOUILLARD / AFP

ポーカーをする人(2014年10月25日撮影、資料写真)。(c) KENZO TRIBOUILLARD / AFP

【AFP=時事】フェイスブック(Facebook)の人工知能(AI)開発チームと共同研究を行っている米カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)の研究チームは11日、開発したAIプログラムがポーカーゲーム「テキサス・ホールデム(Texas hold’em)」の賭け金に制限のない形式で世界のトッププロプレーヤー5人に勝利したと発表した。

「プルリブス(Pluribus)」という名のAIプログラムの勝利は、米科学誌サイエンス(Science)に取り上げられた。カーネギーメロン大のトゥオマス・サンドホルム(Tuomas Sandholm)教授(コンピューター・サイエンス)は同誌に「プルリブスは多人数参加型のポーカーで超人的な結果を達成した。これは、人工知能とゲーム理論における画期的な出来事といえる」と語った。

 大学側が発表した声明の中で同氏が説明したところによると、これまでAIが戦略的思考能力の分野で画期的結果を残したのは、2組が対戦するゲームに限られていた。

 プルリブスの設計者によるとこのAIの技術は、ポーカーでプレーヤーがはったりをかけたり重要な情報を隠したりするような「現実世界での多種多様な問題」の解決に用いることができる可能性がある。

 プルリブスはまず自らのプログラム内で練習し、最も有利となるポーカーの手を徐々に自己学習。すると、異なる戦術を同時に使えるという大きな強みが明らかになったという。

 プルリブスと対戦して敗戦したことのあるプロプレーヤーのダレン・エリアス(Darren Elias)氏は「これは人間がやろうとすることと同じで、人間の実行領域だ。完全にランダムな方法で、一貫してそれをやり続ける。大半の人にはそれができない」と述べた。

 プルリブスが起こした驚きの一つは、通常は「弱い手」とされる「ドンクベット」という手法を人間のプロよりも多用したことだった。

 大学の博士課程の研究者でフェイスブックのAIチームに参加しているノーム・ブラウン(Noam Brown)氏は、プルリブスの戦略の一部は「プロプレーヤーのポーカーのやり方を変える可能性さえある」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News |使用条件