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英ダイソン、EV開発事業から撤退

英家電大手ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏(2018年10月11日撮影、資料写真)。(c)Christophe ARCHAMBAULT / AFP

英家電大手ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏(2018年10月11日撮影、資料写真)。(c)Christophe ARCHAMBAULT / AFP

【AFP=時事】英家電大手ダイソン(Dyson)の創業者ジェームズ・ダイソン(James Dyson)氏(72)は10日、激化する競争にさらされている電気自動車(EV)開発事業から撤退すると発表した。ダイソン氏は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)支持を公言していたにもかかわらず、シンガポールでEVを製造すると決定し、非難を浴びていた。

 サイクロン式掃除機や羽根なし扇風機の開発で知られるダイソン氏は2年前、EV開発事業に20億ポンド(当時のレートで約3020億円)を投資すると発表。2021年に生産を開始する予定だった。

 ダイソン氏はこの野心的なプロジェクトで、大物実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が創業した米テスラ(Tesla)をなどの先行する企業や、米中の自動車メーカーとの競争にさらされていた。

 ダイソン社はシンガポールに最初のEV工場を設置し、グローバル本社を移転すると発表。ダイソン氏は成長著しいアジア市場に近づくためのものと主張したものの、ブレグジット支持を公言していたにもかかわらず、英製造業界に追加投資を行わなかったことで反発を招いた。

 EVの人気は、世界各国の政府が環境負荷の高いガソリン車やディーゼル車の段階的廃止を目指す中で高まっているが、製造で利益を出すのは、大手メーカーをもってしても容易ではない。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件