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米FCC、Tモバイルとスプリントの合併承認

スプリントのロゴ(左)とTモバイルのロゴ(右)、2019年11月5日作成、資料写真)。(c)Alastair Pike / AFP

スプリントのロゴ(左)とTモバイルのロゴ(右)、2019年11月5日作成、資料写真)。(c)Alastair Pike / AFP

【AFP=時事】米連邦通信委員会(FCC)は5日、米携帯通信3位Tモバイル(T-Mobile)と同4位スプリント(Sprint)の合併を承認した。2社の合併完了にまた一歩近づいた。 

 米司法省の独占禁止(反トラスト)規制当局は7月末、260億ドル(約2兆8000億円)での合併を承認。約3か月後にFCCの承認が出た。  FCCは採決を行い3対2で合併を承認。スプリントが傘下のプリペイド携帯電話事業「ブースト・モバイル(Boost Mobile)」を売却し、衛星放送大手ディッシュ・ネットワーク(Dish Network)に新たな全国無線ネットワークの構築を認めることを合併承認の条件とした。

 支持派は、合併により業界上位2社のベライゾン(Verizon)とAT&Tに続く、強力な業界3位が誕生し、第5世代(5G)移動通信網に投資する資産を確保できると主張。FCCのアジット・パイ(Ajit Pai)委員長は、「この取引は5Gにおける米国の主導的立場の確保や、米国内の遠隔地における情報格差の解消、ブロードバンド市場の競争促進を促すことになる」と語った。

 一方反対派は、消費者の選択肢が減少し、最終的に価格上昇につながると主張している。

 合併をめぐっては、十数の州が独占禁止法に違反するとして訴訟を起こしている。両社はこれまで、決着がつくまで取引を完了しないと表明している。

 合併計画は2018年4月に発表された。ドイツテレコム(Deutsche Telekom)の子会社であるTモバイルと、ソフトバンクグループ(SoftBank Group)傘下のスプリントの合併で、新会社は1億人を超える顧客数を抱えることになる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件