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韓国のトップ囲碁棋士、AIを「打ち負かすのは不可能」として引退決断

韓国の首都ソウルのホテルで、グーグル傘下のベンチャーが開発した「アルファ碁」との対局に臨むプロ囲碁棋士の李世ドル氏(2016年3月12日提供)。(c)AFP/GOOGLE DEEPMIND

韓国の首都ソウルのホテルで、グーグル傘下のベンチャーが開発した「アルファ碁」との対局に臨むプロ囲碁棋士の李世ドル氏(2016年3月12日提供)。(c)AFP/GOOGLE DEEPMIND

【AFP=時事】米グーグル(Google)傘下のベンチャーが開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁(AlphaGo)」に勝利した唯一の人間である韓国のプロ囲碁棋士が先週、コンピューターを「打ち負かすのは不可能」と確信したとして引退を決断した。韓国・聯合(Yonhap)ニュースが27日、報じた。

 国際的なタイトルを18も保持していた韓国の李世ドル(イ・セドル、Lee Se-Dol)九段(36)は2016年、アルファ碁との5番勝負に挑み、囲碁への注目を高めたと同時に、限界がないかのようなAIの学習能力への懸念も浮上した。

 李氏は、アルファ碁との5番勝負のうち1勝を挙げたものの、残り4局で敗れた。だがそれでも、アルファ碁との対戦で勝利したことのある唯一の人間となった。

 アルファ碁はそれ以来、開発がさらに進展し、アップデートされた自己学習機能を持つバージョンが旧バージョンとの対局で100戦全勝した。

 李氏は聯合ニュースに対し、「たとえ私がナンバーワンになったとしても、打ち負かせないものが存在する」「囲碁界にAIがデビューしたことで、たとえ私が1番になっても、トップではないことが分かった」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件