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米家電見本市CESの見どころVol.1 〜スマートTV、トヨタ「Woven City」

「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」に出展された、サムスン電子のテレビ「Sero」。米ネバダ州ラスベガスで(2020年1月5日撮影)。(c)Glenn CHAPMAN / AFP

「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」に出展された、サムスン電子のテレビ「Sero」。米ネバダ州ラスベガスで(2020年1月5日撮影)。(c)Glenn CHAPMAN / AFP

【AFP=時事】米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で、世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics Show、CES)」が7日に開幕する。今年の見どころをまとめた。

■トヨタの実証都市「Woven City」

 トヨタ自動車(Toyota Motor)は、富士山(Mount Fuji)の裾野に「Woven City(ウーブン・シティ)」と名付けた、自動運転車やその他の技術を試験運用する70万平方メートルの「街」を建設する。電力源は水素燃料電池だ。トヨタの豊田章男(Akio Toyoda)社長は6日に行われた記者発表で、「ゼロから街を造り上げることは、たとえ今回のような小さな規模であったとしても…将来技術の開発に向けて、非常にユニークな機会」になると語った。

「Woven City」は、トヨタの従業員や客員研究員ら2000人前後の受け入れを想定して設計され、持続可能な建材や家事を支援する室内用ロボット、住人の健康状態をチェックするセンサー式の人工知能(AI)が導入される。発表の場には、デンマーク出身の建築家で、ビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)のビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)最高経営責任者(CEO)も同席。BIGはトヨタの今回のプロジェクトにも協力する。

■登場した俳優の服を検索・購入できるスマートテレビ─LG

 韓国の家電メーカーLGは、スマートテレビの開発に力を入れていることを発表。同社のスマートテレビは、スポーツやニュース、映画を問わず、画面で起きていることについての視聴者からの質問にリアルタイムで回答。テレビを通じ、俳優が身に着けている服などを検索、購入することも可能だという。

 米国の新興企業TheTakeは、スマートテレビの先駆的企業LGや、米メディア・娯楽大手のワーナー・メディア(WarnerMedia)、NBCユニバーサル(NBCUniversal)、エーアンドイーネットワークス(A + E Networks)、クラウン・メディア・ファミリー・ネットワークス(Crown Media Family Networks)などのメディア企業と新たに提携し、「映像を見ながら買い物もできる映像体験」の提供を目指している。

■500ドルを切る5Gスマホ─TCL

 中国の家電大手TCLは、3種類の新型スマートフォンをプレゼン。そのうちの一つは超高速第5世代(5G)移動通信網用。いずれも年内に発売予定で、価格は500ドル(約5万4000円)未満。さらにTCLは、本のように折り畳めるスクリーン付きの電話と、まるで110インチのテレビ画面を見ているような視聴体験ができるヘッドセットを開発中であることも発表し、開発段階の試作品を展示している。

■スマホのような縦型テレビ─サムスン

 韓国の電機大手サムスン電子(Samsung)は、縦型テレビ「セロ(Sero)」を発表。韓国語で「垂直」を意味する「Sero」は昨年韓国で発売され、今年は他国でも販売が予定されている。スマートフォンやタブレットのように画面を縦型から横型に回転させることができ、モバイル機器でインターネットを見ている世代に売り込みをかけている。

 中国の大手テレビメーカー、創維集団(Skyworth)は、AI搭載型のカメラ付き8K解像度テレビを欧米向けに発表する。カメラにはAIが搭載され、相手の顔を見ながらの通話や写真撮影の他、フィットネスやゲーム向けに体の動きを捉えることもできる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件