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百度のAI技術、3年間に「尋ね人」1万件以上を解決

北京で開催された百度AI開発者大会(2019年7月3日撮影、資料写真)。(c)CNS/郭海鵬

北京で開催された百度AI開発者大会(2019年7月3日撮影、資料写真)。(c)CNS/郭海鵬

【CNS】中国の大手検索サイト「百度(Baidu)」が運営する「人工知能(AI)尋ね人サービス」は、3年間ですでに1万件を超す行方不明者の発見に成功している。

 百度はAIを活用する先進企業として、中国民生部や行方不明の家族捜しの公益ウェブサイト「宝貝回家(Baobeihuijia)」などと連携し、AI顔面識別技術の助けを借りて行方不明者を捜し出し、わが家に帰す公益活動を行っている。

 20年前の人捜しの方法は、新聞掲載、失踪者事案ファイル閲覧、テレビの尋ね人番組くらいしかなかった。今は、家族が百度のアプリの「AI尋ね人」から「尋ね人プラットフォーム」に入り、行方不明になる前の写真をアップロードすることで、全国各地の失踪者救助ステーションや「宝貝回家」に登録されている失踪者データと即時に照合することが可能だ。

「百度AI尋ね人」の成功事例の中には、1999年に4歳で行方不明になった男性が、20年ぶりに家族と再会できたというケースがある。子どもの父親の写真との相似度が42.95%となる男性が見つかり、男性の幼少期の顔と子どもの顔の相似度が53.5%だったことからDNA鑑定を行ったところ、この男性が子ども本人だと判明した。

 百度はまた、「年齢をまたぐ顔面識別技術」も利用し、従来の方法ではほぼ不可能と思われる任務もいくつか成功させている。これらの事例の共通点は、幼少期に行方不明となり、長い時間が経過し、人相の変化が大きく、顔面識別の難度が高かったことだ。

 実際に顔面識別を行う時には、採光、表情、顔面のうち隠れている部分の多さなど識別に影響を及ぼす要素が非常に多い。年齢をまたぐ識別ではそれらがさらに多くなる。

 百度は「距離計量学習」を用い、顔面ビッグデータ訓練モデルを通し、それらを結合させた「エンドツーエンド訓練」を採用し、年齢をまたぐ識別率を大幅に向上させた。

 百度の顔面識別の正確率は、2億枚の写真を訓練のサンプルデータを基にして、すでに99.7%に達しており、年齢をまたぐ画像比較を支えている。【翻訳編集】 CNS/AFPBB News|使用条件