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豪コロナ追跡アプリ、半日で100万DL突破 欧州でも導入の動き加速

オーストラリア政府が公開した新型コロナウイルス感染者と接触した人の追跡アプリ「COVIDSafe」のダウンロード画面(2020年4月27日撮影)。(c)Saeed KHAN / AFP

オーストラリア政府が公開した新型コロナウイルス感染者と接触した人の追跡アプリ「COVIDSafe」のダウンロード画面(2020年4月27日撮影)。(c)Saeed KHAN / AFP

【AFP=時事】オーストラリア政府が導入した新型コロナウイルス感染者と接触した人を追跡するスマートフォンアプリが、公開から半日でダウンロード数100万件を突破した。

 26日夜に公開されたアプリ「COVIDSafe」をめぐっては、当局によるデータ利用への懸念の声が上がっている。だが、グレッグ・ハント(Greg Hunt)保健相は、27日朝までに110万人が同アプリをダウンロードしたことを明らかにし、「異例」の普及率だと称賛した。

 人口約2500万人のオーストラリアで、これまでに確認されたコロナ感染者数は6700人余り。大規模な検査態勢が取られているにもかかわらず、新規感染者数は1日10〜20人に抑えられている。

「COVIDSafe」は、スマートフォンのブルートゥース(Bluetooth)機能を使って周囲のユーザーを検知する。ユーザーが検査で陽性と診断された場合、このユーザーと近距離で接触した他のユーザーに通知が届き、素早い追跡が容易となる。

 専門家は、感染者を追跡する当局の能力向上につながるとして同アプリを高く評価している。

■プライバシー懸念の中、欧州でも導入の動き

 新型コロナウイルスの接触追跡アプリは、各国で導入の動きが進んでいる。

 ドイツ政府は26日、プライバシー侵害の懸念が指摘されていた自国主導の追跡アプリ導入を断念し、米グーグル(Google)とアップル(Apple)が共同開発した技術を用いたアプリ支持へと方針を転換した。

 ドイツはこれまで、欧州各国の専門家が共同開発する欧州向け追跡アプリ「PEPP-PT」を強く推してきた。このアプリの開発には、ドイツのフラウンホーファー研究所(Fraunhofer Institute)や国立ロベルト・コッホ研究所(RKI)の公衆衛生専門家をはじめ、 欧州の科学者約130人が参加している。

 しかし、中央サーバーにデータを集積する計画に対し、政府が個人情報を収集することが可能になり、国家による大規模な監視につながる恐れがあるとして批判が殺到していた。

 一方、フランスではデータ保護機関「情報処理・自由全国委員会(CNIL)」が26日、感染者を監視する仏政府の「StopCovid」計画を、市民の自由の保障と定期的な審査を条件に承認した。

 フランスのシステムはシンガポールで導入された接触追跡アプリを手本としており、来月11日から国内の封鎖措置(ロックダウン)が段階的に解除できれば、スマートフォン経由で感染者情報の記録が可能となる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件