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紫外線でエスカレーターの手すり殺菌、独スタートアップ企業に注文殺到

ドイツ・ケルンのUVISの作業場でモジュールのテストを行うカタリナ・オブラーデンさん(2020年4月22日撮影)。(c)Ina FASSBENDER / AFP

ドイツ・ケルンのUVISの作業場でモジュールのテストを行うカタリナ・オブラーデンさん(2020年4月22日撮影)。(c)Ina FASSBENDER / AFP

【AFP=時事】ドイツのタニヤ・ニッケル(Tanja Nickel)さん(27)とカタリナ・オブラーデン(Katharina Obladen)さん(28)が紫外線を使ってエスカレーターの手すりを殺菌するというアイデアで特許を取ったのは、2人がまだ高校生の時だった。

 それから10年後、2人が立ち上げた小さなスタートアップ企業UVISは、世界各地から殺到する注文に辛うじて応じている。エスカレーターの手すりに付いた新型コロナウイルスを破壊する技術や、スーパーマーケットのカートやエレベーターの階数ボタンに使える抗菌性コーティング技術に対する需要が急増しているのだ。

 ケルン(Cologne)中心部にある同社の作業場でオブラーデンさんはAFPの取材に応じた。

「パンデミック(世界的な大流行)で、企業は従業員や顧客の衛生を守るために投資する必要があると気付いた。『あったらいい』から『なくてはならない』に変わったのだ」

 ドイツでロックダウン(都市封鎖)の一部緩和が始まる中、再開を熱望する商店、事務所、カフェなどから、従業員5人のUVISに注文が殺到している。今回のパンデミックにより、共有スペースに潜む健康リスクについて、市民の意識が高まったからだ。

 大学卒業後、2人は起業家支援プログラムで得た創業資金で2016年にUVIS社を創立した。ドイツで女性が経営するエンジニアリング企業は、当時も今もまれだ。

 今年に入ってからは、事業内容にUV技術に基づくものではない抗菌性コーティングを追加した。この透明コーティングは二酸化チタンの自浄性を利用したもので、物の表面にスプレーすることでカビ、細菌、新型コロナウイルスのようなウイルスを破壊することができる。

■ノウハウ活かして新規分野を開拓

 初期からの顧客であるティッセンクルップ(Thyssenkrupp)、シンドラー(Schindler)、オーチス(Otis)などエレベーター・エスカレーター製造大手は、UVISの「Escalite」モジュールと呼ばれる紫外線の箱を、ショッピングモールや病院、鉄道駅のエスカレーターに設置してきた。

 だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、需要が爆発的に増えた。ニッケルさんは「2020年度の収益目標をすでに超えてしまった」と語ったが、その数字は明らかにしなかった。

 直方体の金属ケースの内部には、青く光る紫外線C波(UVC)ランプ3個が並んで設置されている。ここから発せられるのは最も強い種の紫外線ビームで、皮膚や目に浴びると非常に危険だ。エスカレーターの手すりがケースを通り抜けることで殺菌される。

 ニッケルさんとオブラーデンさんは将来を見越して、生産能力の強化とコーティング部門の拡大を計画しており、すでに、エレベーターの階数ボタンや店舗のカウンターや座席、スーパーのカートのハンドルなどのコーティング作業を進めている。

「他の分野も視野に入れている。ある銀行からは現金自動預払機(ATM)の現金を紫外線で殺菌するとともに、タッチパネルをコーティングすることについて問い合わせがきている」とオブラーデンさんは語る。 「私たちのノウハウの新たな使い道を考えるのはわくわくする」 【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

Desinfektion mit UV-Licht

Die Corona-Krise legt viele Bereiche der Wirtschaft lahm, doch einige Firmen florieren mit ihren Angeboten. Etwa ein Start-up, das die "Keimschleuder" Rolltreppe desinfiziert – ganz ohne Chemie.

tagesschauさんの投稿 2020年4月27日月曜日