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マスクに「笑顔」を印刷、ロックダウン一部解除のベルギー

ベルギー・ブリュッセルで、口元が印刷されたマスクを着用する男性(2020年6月8日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP

ベルギー・ブリュッセルで、口元が印刷されたマスクを着用する男性(2020年6月8日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP

【AFP=時事】新型コロナウイルス感染拡大の予防対策として敷かれているロックダウン(都市封鎖)措置が一部解除されたベルギーで、営業を再開した飲食店を訪れる人々からは笑みがこぼれた──マスクを着けている人も特別な「笑顔」を見せた。

 飲食店の利用客は、対人距離を保つことを条件に好きなテーブルに座ることができる。一方の従業員はマスクの着用が必須となっている。医療現場の最前線で働く医療従事者ももちろん同じだ。

 こうした状況に一石を投じようと、同国の「チーズボックス(Cheesebox)」社がこのほど、顔の下半分のみを撮影し、笑みを浮かべる口元をマスクに印刷する取り組みを始めた。撮影には、同社がもともと手掛けていた写真撮影用の機器が使われた。

 撮影から印刷までにかかる時間はわずか数分足らず。これを利用することで、3か月ぶりのなじみの客に対し、シェフやフロアスタッフは表情をマスクで覆い隠すこと無く接客ができるようになる。

 チーズボックスの共同創設者、シャルル・ドゥ・ベルフォワ(Charles de Bellefroid)氏は「病院や介護施設、会社では医療用マスクをすることで、冷たい印象を与えてしまう」「医療従事者の表情が見えることで、患者は気持ちはほぐれる」と、この新たな試みについて説明した。

 また、マスクの安全性については、「医療用マスクではないが、子供だましでもない。コットン素材の二層構造にフィルターを挟んでいる。安全基準は満たしている」と話した。 【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件