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米FDA、ADHD児向けゲームを「デジタル療法」として初承認

ゲームをする人(2013年8月21日撮影、資料写真)。(c)OLIVER BERG / DPA / AFP

ゲームをする人(2013年8月21日撮影、資料写真)。(c)OLIVER BERG / DPA / AFP

【AFP=時事】米食品医薬品局(FDA)は15日、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療を目的としたゲームを初めて承認した。ソフトウエアを治療に利用するデジタル・セラピューティクス(デジタル療法)に向けた一つの動きだ。

 FDAが承認したのは、米医療ベンチャー企業、アキリ・インタラクティブ(Akili Interactive)が開発したゲーム「エンデバーRX(EndeavorRX)」。ADHDと診断された8~12歳児向けのゲームで、医師の処方箋によって販売される。

 FDAは、このゲームはADHDの治療を目的とする初のデジタル療法で、何らかの疾患の治療目的でゲームを利用した療法が承認されたのも今回が初めてだとしている。

 このゲームは認知機能の改善を目指すもので、他の療法や投薬、教育プログラムと合わせて使用することを念頭に作られている。

 デジタル療法は、これまでに依存症などの治療に承認されているほか、慢性的な痛みや不安など幅広い症状についてもテストが行われている。

 エンデバーRXは、子供たちがホバーボードの一種に乗ったアニメ風のキャラクターを操作し、感覚刺激と運動の課題を通じて神経系の活性化と認知機能の向上を狙っている。

 アキリ社によると、エンデバーRXはADHDと診断された約600人の子供を対象にした研究結果を受けて承認された。この研究では、エンデバーRXを使って子供に4週間治療を受けさせたところ、子供の3分の1が少なくとも1つの測定可能な客観的な注意力の尺度で注意欠陥を示さなくなり、保護者の約半数がADHD児の日常生活における障害に大きな変化を認めたという。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件