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未来の別荘?「水に浮く家」3Dプリンターで初作製 チェコ

チェコの都市チェスケーブジェヨビツェで、3Dプリンターを使って作製が進められている「水に浮く家」(2020年6月15日撮影)。(c)Michal Cizek / AFP

チェコの都市チェスケーブジェヨビツェで、3Dプリンターを使って作製が進められている「水に浮く家」(2020年6月15日撮影)。(c)Michal Cizek / AFP

【AFP=時事】チェコの立体芸術家ミハル・トルパック(Michal Trpak)氏が建築家協会と協力し、3Dプリンターで初となる「水に浮く家」の原型を作製している。別荘に用いられる日も近いかもしれない。

 同国南部の都市チェスケーブジェヨビツェ(Ceske Budejovice)で作製中の家は、8月に首都プラハを流れるブルタバ(Vltava)川に浮かべられる計画。プロジェクトを率いるトルパック氏はAFPに対し、「おそらく3Dプリンターで作製される世界初の浮遊式建築物です」と語った。

 デザインは、原虫として知られる単細胞生物から着想を得たという。特殊なコンクリートを用いた原型の製作に要するのは2日。43平方メートルのシンプルな造りの中に、キッチン付きの居間、寝室、浴室が配置される。さらに水上庭園にこの家を浮かべ、屋根と壁を植物に覆わせようとしている。

「3Dプリンターで作製された家は、人間や田舎の自然になじむでしょう。この機械は曲線の造形も物ともしません」と語るトルパック氏の横では、プリンターがブンブンと音を立てながらノズルからセメントを噴射し、少しずつコンクリートの層を重ねていた。

 トルパック氏は「原生動物」と名付けたこのプロジェクトの資金を調達するために、国内の建築家協会と協力している。「この原型は試作を重ねたため、かなりのコストがかかっているが、第2世代は約300万チェコ・コルナ(約1300万円)、第3世代はその約半分になるだろう」とトルパック氏は語った。

 ブルタバ川では2か月間展示される予定だ。「完成品を展示する土地が私たちにはありませんでした。それに土地に置こうとすると建築許可が必要で、最長2年かかる。でも川に浮かばせる場合は、運航当局の同意のみがあればよく、手続きがずっと早かったのです」 【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件