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NYタイムズ、香港からソウルへデジタル部門移転 国安法の施行受け

香港に設置された治安機関「国家安全維持公署」の前で写真を撮る記者たち(2020年7月8日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP

香港に設置された治安機関「国家安全維持公署」の前で写真を撮る記者たち(2020年7月8日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP

【AFP=時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は15日、中国が香港国家安全維持法を施行したことを受け、香港に拠点を置いていたデジタルニュース部門を韓国ソウルに移転すると発表した。

 ニューヨーク・タイムズのウェブサイトに掲載された記事によると、同紙幹部は職員らに「香港国家安全維持法によって多くの不確実要素が生まれた」「緊急対応策を講じ、編集者を多方面に配置することが賢明だと感じている」とのメールを送った。

 ニューヨーク・タイムズは数十年にわたって香港をアジア地域の拠点とし、同地域の報道活動を統括してきた。同紙は今年から来年にかけて、香港の職員の約3分の1に当たるデジタル部門の記者らをソウルに移すという。

 中国が先月末に香港国家安全維持法を施行して以来、国際的な報道機関が大規模な移転を行うのは初めて。

 ニューヨーク・タイムズによると、香港の支局はこのところ「就労許可証の取得で困難に直面していた」といい、そのようなことは「中国本土では当たり前だったが、香港ではこれまでほとんど問題にならなかった」という。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

北元均 Written by
朝日新聞社にてデジタルメディア全般を手掛ける。「kotobank.jp」の創設。「asahi.com(現朝日新聞デジタル)」編集長を経て、朝日新聞出版にて「dot.(現AERAdot.)」を立ち上げ、統括。現在は「DG Lab Haus」編集長。