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UAEの火星探査機「ホープ」、種子島から打ち上げ成功

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイにあるUAEの宇宙機関「ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター」で、日本で行われた火星探査機「ホープ」の打ち上げの様子を映し出すスクリーンを見る人たち(2020年7月19日撮影)。(c)Giuseppe CACACE / AFP

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイにあるUAEの宇宙機関「ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター」で、日本で行われた火星探査機「ホープ」の打ち上げの様子を映し出すスクリーンを見る人たち(2020年7月19日撮影)。(c)Giuseppe CACACE / AFP

【AFP=時事】鹿児島県の種子島宇宙センター(Tanegashima Space Center)で20日午前6時58分、アラブ諸国初となる火星探査「ホープ(Hope)」を載せたH2Aロケットが打ち上げられた。

 打ち上げは当初15日の予定だったが、悪天候のため延期されていた。ロケットを製造した三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)は打ち上げの直後、UAEの火星探査機「ホープ」を搭載したH2Aロケット42号機を20日午前6時58分14秒に種子島宇宙センターから打ち上げたと発表した。

 打ち上げからほぼ1時間後、探査機はロケットからの切り離しが成功し、ライブフィードには管制室で歓声を上げる人たちの姿が映し出された。

 七つの首長国から成るUAEはアラブ諸国として初めて探査機を火星に送り込む。米航空宇宙局 (NASA)によると、今年10月に火星は地球から約6200万キロにまで近づく。火星と地球が接近する期間を利用しようと、UAEの他に中国と米国も今月火星探査機を打ち上げる予定になっている。

 UAEの火星探査機ホープ(アラビア語ではアルアマル)は、UAEの建国50周年に当たる2021年2月に火星を回る軌道に投入され、火星の1年(地球の約687日に相当)にわたって火星を周回する計画。

 探査の目的は火星の気象の包括的な画像を撮影することだが、同探査機は今後100年以内に火星に人類の居住地を造るという遠大な目標の基礎でもある。

 UAEは、あまりにも多くの宗派間紛争や経済危機に見舞われてきたアラブの若者を今回の火星探査で鼓舞することも望んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件