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男性用「スマート」貞操帯、セキュリティーに欠陥 外せなくなる恐れ

キーボードを使うハッカー(2020年8月4日撮影、資料写真)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP

キーボードを使うハッカー(2020年8月4日撮影、資料写真)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP

【AFP=時事】スマートフォンのアプリで鍵を開け閉めできる男性用貞操帯について、ハッカーが遠隔操作で鍵を閉めることができるというセキュリティー上の欠陥があり外せなく恐れがあるとして、研究者らが警鐘を鳴らしている。

 中国企業「囚愛(Qiui)」が製造する男性貞操帯「セルメイト(Cellmate)」は、硬化鋼製の輪を男性器の付け根に固定する器具で、物理的な鍵はなく、鍵の開け閉めを手動に切り替えることもできない。

 鍵の開け閉めは、ブルートゥース(Bluetooth)を使ってスマートフォンのアプリで行う仕組みで、浮気防止用などとして同社のウェブサイトで、189ドル(約2万円)で販売されている。

 だが、インターネットセキュリティーの研究者らが複数の欠陥を発見、ハッキングに対して脆弱(ぜいじゃく)性があると警告している。

 英サイバーセキュリティー企業ペンテスト・パートナーズ(Pen Test Partners)は6日、「遠隔攻撃によってブルートゥースを使った鍵が開けられなくなり、利用者が永久にこの器具を外せなくなる可能性があることを発見した。物理的な解錠機能はない」と述べた。

「着用者が自由になるには、アングルグラインダーなど切断用の適切な道具が必要になるだろう」  同社はこの他にもセルメイトにセキュリティー上の欠陥を見つけており、利用者の氏名、電話番号、誕生日、位置情報など重要な個人情報が流出する恐れがあるという。

 AFPは囚愛にコメントを求めたが、回答を得られていない。

 ペンテスト・パートナーズによると、同社は4月に囚愛に連絡を取り、欠陥を指摘した。

 囚愛によるアプリのアップデートで大部分の問題は修正されたが、旧バージョンのアプリもまだ使えるため、利用者は依然として被害に遭う可能性があるという。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件