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インド政府委員会、携帯の電磁波をカットする「牛ふんチップ」開発

インド・グジャラート州ラージコートで、携帯電話が発する放射線から人体を守るとされる、牛ふんからできた「チップ」を見せる男性(2020年10月13日撮影)。(c)AFP

インド・グジャラート州ラージコートで、携帯電話が発する放射線から人体を守るとされる、牛ふんからできた「チップ」を見せる男性(2020年10月13日撮影)。(c)AFP

【AFP=時事】牛のふんを利用したせっけんや医薬品の開発を目的に昨年設立されたインド政府の国家牛委員会(National Cow Commission)はこのほど、携帯電話の電磁波から人体を守ることができるとする「チップ」を開発したと発表した。

 バラブバーイー・カチリア(Vallabhbhai Kathiria)委員長は、このチップがどのような仕組みなのかには触れず、携帯電話の保護ケースの中に入れるだけで効果があると話した。

 カチリア氏は記者会見で、「このチップを携帯電話に入れておくと、電磁波が大幅に減少することを確認した」と話した。さらに、「牛ふんは抗電磁波効果があり、何からでも保護することができる。自宅に持ち帰れば、家から電磁波がなくなる。(中略)これらのすべてが科学的に立証されている」と主張したが、研究の詳細は明かさなかった。

 この発表は、ソーシャルメディアでかなりの嘲笑を買った。

 カチリア氏はまた、英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)に対し、チップは500か所以上の牛の保護施設で製造されていて、価格は1個100ルピー(約140円)だと話した。さらにこの中で同氏は「こうしたチップを米国に輸出している人もいて、現地では1個10ドル(約1050円)で販売されている」と述べている。

 2014年の就任以降、ヒンズー至上主義者のナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相率いる右派の与党は、牛のふん尿を使った製品の研究開発に数億円規模の資金を注ぎ込んでいる。

 また、科学的根拠はないものの、複数の与党議員が新型コロナウイルスの治療に牛のふん尿の使用を提唱している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件