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米最大の石油パイプライン停止 ランサムウエア攻撃受け

コロニアル・パイプラインがジェット燃料を供給する米ワシントン郊外のダレス国際空港(2008年6月15日撮影、資料写真)。(c)KAREN BLEIER : AFP

コロニアル・パイプラインがジェット燃料を供給する米ワシントン郊外のダレス国際空港(2008年6月15日撮影、資料写真)。(c)KAREN BLEIER : AFP

【AFP=時事】米国最大の石油パイプラインを運営するコロニアル・パイプライン(Colonial Pipeline)は8日、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受け、全パイプラインの操業停止を余儀なくされたと発表した。

 8850キロにおよぶパイプラインは、テキサス州メキシコ湾(Gulf of Mexico)岸から人口密集地の東海岸(East Coast)を結び、5000万人にガソリンやジェット燃料を供給している。

 コロニアル・パイプラインは、コンピューターシステム上のデータを暗号化して金銭を要求するランサムウエアによる「サイバー攻撃の被害を受けた」と発表し、「被害を抑え込むために特定のシステムを事前にオフラインにした。これにより全パイプラインの操業が一時停止している」と説明。

 また「第三者の大手サイバーセキュリティー会社が加わり、現在進行中の本件の性質や規模の調査を開始した。警察当局や連邦政府関係機関とも連携している」という。

 南部ジョージア州に本社があるコロニアル・パイプラインは供給量で米国最大のパイプライン運営会社で、1日当たり250万バレルのガソリン、ディーゼル燃料、ジェット燃料、その他石油精製品を輸送している。

 今回のサイバー攻撃を受け、エネルギー業界の管理体制を改善し、将来の脅威に対する周到な備えを求める声が専門家から上がっている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件