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コアラの「顔認証」研究開始 豪大学

コアラ。豪ブリスベンの保護区にて(2011年1月15日撮影、資料写真)。(c)TORSTEN BLACKWOOD : AFP

コアラ。豪ブリスベンの保護区にて(2011年1月15日撮影、資料写真)。(c)TORSTEN BLACKWOOD : AFP

【AFP=時事】オーストラリア・グリフィス大学(Griffith University)は、コアラの「顔認証」研究を開始した。コアラのより詳しい生態観察を行い、最終的にはコアラの保全につなげる目的がある。

 具体的には、クイーンズランド(Queensland)州に設置されている野生動物用の通り道を利用するコアラについて、人工知能(AI)を使って個体の識別をする。

 コアラの生息地近くにある交通量の多い道路には、車を避けて移動できるようコアラ用の地下道や橋が設置されている。

 予備研究を率いるジュン・ジョウ(Jun Zhou)准教授は、AIを使うことで、どの動物がこれらの橋や地下道を使っているのか目視確認する必要がなくなると話した。

「人工知能は過去10年で急速に発展した。今日ではコアラ一般だけではなく、特定の個体も識別できる」

 研究者らはこれまで追跡に、個体識別システムや全地球測位システム(GPS)を使っていた。

 研究チームは自然保護団体と協力し、外見や動きからコアラの個体を識別できるようAIに学習させる計画だ。

 コアラが専用の橋をどのように利用しているかデータを分析し、コアラの交通事故の減少を目指すとともに、橋の適切な設置場所を特定したいとしている。  コアラの顔認証プロジェクトは政府の助成を受けており、来月にブリスベン(Brisbane)近郊の橋などにカメラ20台を設置する。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件