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米企業、ケナガマンモスの再生・再導入計画発表

マンモスの巨大彫刻(2011年3月7日撮影、資料写真)。(c)Natalia KOLESNIKOVA : AFP

マンモスの巨大彫刻(2011年3月7日撮影、資料写真)。(c)Natalia KOLESNIKOVA : AFP

【AFP=時事】米国のバイオサイエンス企業「コロッサル(Colossal)」は13日、絶滅種ケナガマンモスを新技術を使って再生し、北極ツンドラに再導入する計画を発表した。

 同社は、ハーバード大学医学大学院(Harvard Medical School)の著名遺伝学者ジョージ・チャーチ(George Church)氏が共同創業者となっている。

 同社は、今回の「絶滅種の復活」の取り組みが、破壊されたり失われたりした生態系を再生するワーキングモデルを確立する可能性があり、それにより気候変動の影響を緩和または抑止することさえできると説明している。

 もう一人の共同創業者ベン・ラム(Ben Lamm)最高経営責任者(CEO)は、「ケナガマンモスのような古代の絶滅種を復活させるだけではなく、絶滅危惧種の保存や人間の活動により絶滅した種の再生に技術を利用できるようになる」と期待を示した。

 約4000年前に絶滅したケナガマンモスは、北極圏の大部分に生息し、初期人類と共存していた。人類は寒さに強いケナガマンモスを狩り、肉を食べ、牙や骨を道具として利用した。

 長年、発掘されたマンモスの牙や骨、歯、毛からDNAを抽出し、配列の解析が試みられてきた。 コロッサルは今回、永久凍土やステップ地帯の凍土で見つかった保存状態の良いケナガマンモスの死骸から採取された遺伝子情報をアジアゾウのゲノムに移植し、「ゾウとマンモスの交配種」をつくることを目指す。

 同社によると、アジアゾウとケナガマンモスは99.6%の類似したDNA構造を持っている。

 コロッサルは、再生したケナガマンモスの再導入は北極圏の草原の再生にもつながる可能性があるとしている。北極圏の草原には炭素やメタンが閉じ込められており、気候変動において重要な役割を果たしている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件