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ごみを拾って仮想通貨ゲット、商品と交換 ゲーム感覚のイスラエル新アプリ

イスラエル北部ハイファ近郊で、愛犬の散歩中に「クリーン・コイン」アプリを確認しながらごみ拾いをするエリシャ・ベンマイアーさん(2021年10月20日撮影)。(c)JACK GUEZ / AFP

イスラエル北部ハイファ近郊で、愛犬の散歩中に「クリーン・コイン」アプリを確認しながらごみ拾いをするエリシャ・ベンマイアーさん(2021年10月20日撮影)。(c)JACK GUEZ / AFP

【AFP=時事】イスラエル北部の沿岸都市ハイファ(Haifa)で、エリシャ・ベンマイアー(Elishya Ben Meir)さん(18)は飼い犬の散歩をしながら近所のごみ拾いをしている。新しく立ち上げられたアプリを使って、集めたごみを商品に交換するためだ。

 ごみをぎっしり詰めた袋1つにつき、仮想通貨「クリーン・コイン(Clean Coin)」10枚前後を獲得できる。コインをためると、協賛企業の商品と引き換えられる。

 イスラエルは1人当たりのごみ排出量が世界で最も多い国の一つ。国民にごみ拾いを奨励するのが、この取り組みの目的だ。

 集めたごみの袋を近所のごみ捨て場に廃棄する前に、ベンマイアーさんは成果を写真に撮影する。この日のごみはコイン30枚ほどになった。

 ハイファを拠点とする「クリーン・コイン」の共同創設者で最高経営責任者(CEO)のアダム・ラン(Adam Ran)氏(35)は、アプリを見せながら「地図上の黒い点が、ユーザーから報告のあったごみの位置だ」と説明した。「写真からごみの量や場所が正確に把握でき、回収するのにごみ袋が何枚ぐらい必要か、コイン何枚分に相当するかが分かる」

 同社によると、アプリには既に1万6000人以上が登録し、うち約1200人が毎週ごみ拾いをしている。

 同じく共同創設者でテクニカルディレクターを務めるガル・ラハト(Gal Lahat)氏(21)は、アプリ設計に当たっては遊び心を大事にしたと語った。ユーザーはポイントを集め、レベルアップできる。「他のユーザーと競い合えるだけでなく、ゲーム感覚でごみを探しに行けるようにした」

 クリーン・コインは、電力消費の激しい「採掘(マイニング)」が必要な暗号資産ではなく、クーポン券に近い。ラン氏によれば、既に25ブランド余りが協賛し、服飾品の他に屋内クライミング施設やホテル利用などとのコイン交換が可能となっている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件