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世界初のSMS「メリークリスマス」 1380万円で落札

仏パリ西郊の競売会社アギュットで、世界初のショートメッセージ(SMS)を受信した携帯電話の画像を見せる担当者(2021年12月20日撮影)。(c)ALAIN JOCARD : AFP

仏パリ西郊の競売会社アギュットで、世界初のショートメッセージ(SMS)を受信した携帯電話の画像を見せる担当者(2021年12月20日撮影)。(c)ALAIN JOCARD : AFP

【AFP=時事】1992年に世界で初めて送信されたショートメッセージ(SMS)が21日、「非代替性トークン(NFT)」として競売に掛けられ、10万7000ユーロ(約1380万円)で落札された。仏競売会社アギュット(Aguttes)が明らかにした。

 世界初のSMSは、英通信大手ボーダフォン(Vodafone)の社員リチャード・ジャービス(Richard Jarvis)さんの携帯電話が受信した「メリークリスマス」というメッセージ。落札者はIT業界関係者のカナダ人で、名前は明かされていない。

 NFTはブロックチェーン(分散型台帳)技術を用いて売買ができるデジタル資産で、現在コレクターの間で絶大な人気を集めている。 競売には18歳のブロックチェーン起業家、ルイジ・カラドンナ(Luigi Caradonna)さんも参加していたが、価格が7万5000ユーロ(約970万円)を超えた時点で入札を降りた。

 出品者のボーダフォンは、競売の収益を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に寄付するとしている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件