「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」で披露される「甘噛みハムハム」。米ネバダ州ラスベガスで(2022年1月3日撮影)。(c)Patrick T. FALLON : AFP
【AFP=時事】世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics Show、CES)」が今週、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で開催される。
新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となった昨年とは違い、今年は5~7日にラスベガスの会場でイベントが行われる。その様子を一部、紹介する。
コロナ禍でのマスク装着による不快感軽減を模索したのは、起業家のエリック・フシャール(Eric Fouchard)氏。同氏のアイデアはは、マスクに装着できる小型換気装置だ。この装置は磁石でマスクに取り付ける。動力となる電気は、首にかけるストラップの内側に固定される小型充電式電池から供給される。
「甘がみ」の感触を、電池式の小さなぬいぐるみで再現したのは日本のユカイ工学(Yukai Engineering)だ。代表の青木俊介(Shunsuke Aoki)氏は、動物のぬいぐるみが人の指を優しくかむ感触はとても心地よく、世界に広げたいと思ったとAFPに語った。
コロナ禍では毎日家にこもりっきりになるため、こうした感覚が人々を安心させると説明した。
「完全な自動運転車」を披露するのは、自律走行車のレース「インディ・オートノマス・チャレンジ(Indy Autonomous Challenge)」を主催するエナジー・システムズ・ネットワーク(Energy Systems Network)だ。同社社長兼CEOのポール・ミッチェル(Paul Mitchell)氏は、「(プログラムが)センサーから情報を取得し、車に対して曲がる、減速する、加速する、他の車を追い抜くなどの指示を出す」と説明する。
映画「スターウォーズ(Star Wars)」シリーズに登場しそうな、白いプラスチックのカバーが付いたマスクも出品される。汚染物質、バクテリア、コロナまでも防ぐことができると話すのは、開発者のフランク・グレイザル(Franck Glaizal)氏だ。
同氏の説明によると、マスクには微粒子、病原体、汚染物質を破壊できる「活性」フィルターが付いており、腰ベルトに装着する装置に接続して使う。 技術者のチョン・ダイ・グエン(Trong Dai Nguyen)氏は、一般的なマスクでは横に隙間ができるが、このマスクでは完全な密閉性が保てると話す。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件