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次世代宇宙望遠鏡、初の天体撮影 「セルフィー(自撮り写真)」も

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が特殊レンズを用いて撮影した自撮り写真。米航空宇宙局(NASA)提供(2022年2月11日取得、撮影日不明)。(c)AFP PHOTO : NASA

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が特殊レンズを用いて撮影した自撮り写真。米航空宇宙局(NASA)提供(2022年2月11日取得、撮影日不明)。(c)AFP PHOTO : NASA

【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は11日、同局の次世代宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)」が、打ち上げ後初となる天体画像とセルフィーを撮影したと発表した。

 撮影は、ウェッブ宇宙望遠鏡が搭載した巨大な黄金色の主鏡を調整する作業の一環として行われた。鏡の調整は数か月間にわたり行われる。

 初となる画像に捉えられたのは、おおぐま座に位置し、他の天体から離れて輝く恒星「HD 84406」。黒の背景に、主鏡を構成するセグメント18枚がそれぞれ捉えた18個のぼやけた白い点が写されている。決して見事な写りとは言えないが、正式運用に向けた一歩としては重要な成果だ。

 同望遠鏡の主要観測機器の主任研究員で、米アリゾナ大学(University of Arizona)天文学部教授のマーシャ・リーケ(Marcia Rieke)氏は、「画像撮影と望遠鏡の調整の初期段階がこれほど順調に進んでいることに、ウェッブのチーム全員が感激している」と表明した。

 調整の一環として、望遠鏡外部のカメラではなく、主要観測機器に搭載された特殊レンズで「セルフィー」も撮影された。NASAは以前、自撮りは不可能だと説明していたことから、宇宙ファンにとってはうれしいニュースだ。カメラ機器を担当するチームの責任者は電話会見で、星の光だけでこのような画像を撮れるか確証が取れなかったことから、撮影成功は驚きだったと語った。

 ウェッブ望遠鏡は今年夏までに科学調査ミッションを開始する予定。高解像度の観測装置を用いて、135億年前の宇宙誕生初期の様子を調べるため、ビッグバン直後に誕生した銀河を観測することを目指している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件