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【JOI ITO’S PODCAST ―変革への道― Vol.23 】暗号資産は、規制すべきか否か?

豊崎亜里紗氏(左)と伊藤穰一

豊崎亜里紗氏(左)と伊藤穰一

 暗号資産の取引量は世界中で拡大しているが、多くの国では規制を強化する動きが広まっている。今週の『JOI ITO’S PODCAST – 変革への道-』 では、先週に引き続き分散型金融DeFiプロトコルのCegaを立ち上げた豊崎亜里紗氏がゲストとして出演。暗号資産に対する規制の動きについて語った。

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豊崎亜里紗(以下、豊崎):インターネット初期の頃とに似たような部分もあるとはおもうのですが、現段階で完全に規制をかけすぎてしまうと、いい人が作ろうと思っているいいプロジェクト、いいアイデアも潰されてしまうので、それはちょっともったいないなと思います。

伊藤穰一(以下、伊藤):その通りだと思います。ある程度、危険性を訴えておく必要もありますし、さじ加減が難しいですよね。言いすぎても過剰に規制してしまうので。リテラシーとインターフェース、あとは技術ができた上で、インテリジェントに規制をしないといけないように思います。あとは、世界中であまりクリプトのことをわかってない人たちが、規制をしちゃってるのが世界中で起きてるんじゃないかなっていうのが心配ですよね。

豊崎:あとは、クリプトを持っているというだけで、マネーロンダリングしてるだとか、政府に対しての信用がないだとかというイメージは払拭したいなと思っています。

 さらに、web3時代の新しい会社の在り方についても話は及んだ。

伊藤:(web3では)結構ベーシックなパーツDAOにしたり会社にして、(他のプロジェクトやプロトコルと)繋げられるのもすごく特徴として面白いですよね。

豊崎:私の友人が、ScribeDAOというDAOを作っています。これは、実際に話を聞いて文章化してくれるDAOなんですが、ニュースをすぐに翻訳したりとか。人事のヘルプなど、ミドルオフィスやバックオフィス的なプロジェクトっていうのが、どんどんこれから伸びると思います。

伊藤:面白いよね。やっぱりそういう意味でも、もちろんその法律の規制はあるけれど、会社の考え方とか設計の仕方はすごく、今までのスタートアップと違いますよね。

 インタビューでは、豊崎さんから伊藤に質問を投げかける場面や、今後web3をより多くの人々に伝えるための方策などさまざまな話題が飛び交った。詳しくは、番組の中でお伝えしている。

【JOI ITO 変革への道 – Opinion Box】

 番組では、リスナーからのお便りを募集しています。番組に対する意見だけではなく、伊藤穰一への質問なども受け付けます。特に番組に貢献したリスナーには番組オリジナルのNFT会員証をプレゼントします。

https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0

【編集ノート】

伊藤穰一からのメッセージや、スタッフによる制作レポート、そして番組に登場した難解な単語などはこちら。

https://joi.ito.com/jp/archives/2022/03/28/005774.html

JOI ITO’S PODCAST ―変革への道―

■「JOI ITO’S PODCAST ―変革への道―」

#23 暗号資産は、規制すべきか否か?

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