米首都ワシントンで、天の川銀河(銀河系)の中心にある超大質量ブラックホール「いて座Aスター」の撮影成功が発表された記者会見の様子(2022年5月12日撮影)。(c)Jose Luis Magana / AFP
【AFP=時事】世界各国の天文学者が参加する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は12日、太陽系を含む天の川銀河(銀河系、Milky Way)の中心にある超大質量ブラックホール「いて座Aスター(Sagittarius A*)」の姿を初めて捉えた画像を公開した。
画像は80か国300人以上の研究者が5年以上かけて作成した。同プロジェクトは2019年、遠く離れた銀河にあるブラックホールの撮影に史上初めて成功していた。
いて座Aスターは太陽の400万倍もの質量を持つ。ブラックホールは光を全く発しないため、画像に写っているのはいて座Aスター自体ではなく、それを取り囲むガスが放つ光だ。 今回の研究結果は、英学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載される。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件