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ウェッブ望遠鏡、系外惑星を初撮影 若い巨大ガス惑星

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた系外惑星「HIP 65426 b」(2022年9月2日提供)。(c)AFP PHOTO : NASA:ESA:CSA, A Carter (UCSC), the ERS 1386 team, and A. Pagan (STScI)

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた系外惑星「HIP 65426 b」(2022年9月2日提供)。(c)AFP PHOTO : NASA:ESA:CSA, A Carter (UCSC), the ERS 1386 team, and A. Pagan (STScI)

(編集部注記追加:NASAによる画像キャプションから引用・原文は英語、自動翻訳で一部修正)

この画像は、ジェームス ウェッブ宇宙望遠鏡から見た、赤外線光のさまざまな帯域における太陽系外惑星 HIP 65426 b を示しています。紫は 3.00 マイクロメートルでの NIRCam 機器のビューを示し、青は 4.44 マイクロメートルでの NIRCam 機器のビューを示し、黄色は MIRI 機器のビューを示します。 11.4 マイクロメートルで、赤は 15.5 マイクロメートルでの MIRI 装置のビューを示しています。これらの画像は、異なる Webb 装置が光を捉える方法によって異なって見えます。コロナグラフと呼ばれる各装置内の一連のマスクは、恒星の光を遮り、惑星が見えるようにします。各画像の小さな白い星は、系外惑星 HIP 65426 の位置を示しており、コロナグラフと画像処理を使用して減算されています。(以下略)

【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)が初めて撮影した太陽系外惑星の画像が公開された。

 同望遠鏡は昨年の打ち上げ以来、その性能が天文学者から称賛を集めている。最新画像に捉えられた系外惑星「HIP 65426 b」は、岩石の地表がない巨大ガス惑星で、生命は存在できない。質量は木星の6~12倍で、約1500~2000万年前に誕生した若い惑星だ。

 同望遠鏡は、赤外線カメラや、星の光を遮断するコロナグラフと呼ばれる機器を使用することで、系外惑星を直接撮影できる。先代機のハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)も系外惑星の直接撮影に成功しているが、画像の精度で大きく劣っていた。

 観測チームを率いた英エクセター大学(University of Exeter)のサーシャ・ヒンクリー(Sasha Hinkley)教授(天文学)は、NASAが1日に出した発表文で「恒星の光を遮るウェッブのコロナグラフの性能に非常に感心した」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件