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ツイッターで「言論の自由」試す投稿相次ぐ マスク氏買収受け

米カルフォルニア州サンフランシスコにあるツイッター本社の看板(2022年4月26日撮影)。(c)Amy Osborne : AFP

米カルフォルニア州サンフランシスコにあるツイッター本社の看板(2022年4月26日撮影)。(c)Amy Osborne : AFP

【AFP=時事】実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏が買収を完了したツイッター(Twitter)上では28日、同氏の下で言論の自由がどこまで許されるかを試すため、トランスジェンダーのアイデンティティーを否定したり、新型コロナウイルス対策で使われるマスクの効果に疑問を投げかけたりする投稿が相次いだ。

 マスク氏は、ツイッター上のコンテンツモデレーション(投稿監視)を緩める意向を示している。これまで自分の意見が不当に制限されているとの不満を募らせていた保守派ユーザーは、同氏のツイッター買収による言論の自由の「復活」を歓迎した。

 保守派ラジオ司会者のバック・セクストン(Buck Sexton)氏は、トランスジェンダーの人の妊娠をめぐる論争に言及して「男性はやはり妊娠できない。かかってこい、リベラル派」と投稿。他のユーザーからは、同調と嘲笑両方の声が寄せられた。

 米国で着用の是非をめぐり世論を分断しているマスクも、格好の標的となった。ユーザーの「@ianmSC」さんは「イーロン・マスク氏が買収を正式に完了した今、私たちは真実を語ることができる。マスクには効果がない」と投稿。これにも同調するコメントが相次いだ。

 一方、このトレンドに乗じて笑いを誘うツイートもみられた。ユーザーの「@KFILE」さんは、「このプラットフォームで再び言論の自由が認められることになったので、一つ言わせてもらいたい。ドリトスはナチョスチーズ味よりもクールランチ味の方がうまい」と投稿。また、「@Alyssafarah」さんは「ザ・ローリング・ストーンズ>ザ・ビートルズ」と投稿し、両バンドのファンの対決をあおった。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件