エルサルバドルの首都サンサルバドルで、壁に描かれた反ビットコイン運動のシンボル(2022年10月18日撮影)。(c)Marvin RECINOS : AFP
【AFP=時事】世界で初めてビットコインを法定通貨に採用した中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は17日、政府が毎日1ビットコイン(BTC)ずつ購入していく方針を明らかにした。
ブケレ氏はツイッター(Twitter)に「あすから毎日、1ビットコインを購入していく」と投稿。ビットコインの法定通貨化は国民の批判にさらされているが、ブケレ氏はさらに積極的に推進する構えだ。
ビットコイン相場は17日時点で1BTC=約1万6500ドル(1ドル=約140円)。エルサルバドルが法定通貨に採用した2021年9月の4万5000ドル、その2か月後に付けた史上最高値の約6万8000ドルから大幅に下落している。
中米大学(University of Central America)が先月公表した世論調査では、エルサルバドル人の4分の3以上が法定通貨へのビットコイン採用は「失敗」と回答。実際に利用していている人は4分の1以下だった。「(ブケレ氏は)ビットコイン購入に公金を使い続けるべきでない」とする回答も80%近くに上った。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件