米研究開発企業オープンAIのロゴと、同社のチャットボット「チャットGPT」のウェブサイトを表示した携帯電話の画面。NurPhoto提供(2023年1月10日撮影、資料写真)。(c)Jakub Porzycki / NurPhoto / NurPhoto via AFP
【AFP=時事】米マイクロソフト(Microsoft)は23日、人工知能(AI)を使用したチャットボット「チャットGPT(ChatGPT)」を開発した米新興企業オープンAI(OpenAI)との提携関係を延長し、複数年にわたり「数十億ドル」規模の新規投資を行うと発表した。追加投資額は100億ドル(約1兆3000億円)に達すると報じられている。
チャットGPTは昨年11月に公開され、数秒間で小論文や記事、詩を執筆したり、コンピュータープログラムを書いたりできることから、大きな話題を呼んだ。悪用される恐れがあることから、首都ワシントンやニューヨークなどの教育機関は利用を禁止。企業などの事務職がいずれAIに置き換えられる可能性についても議論されている。
マイクロソフトはオープンAIの技術を個人、法人向けいずれの製品にも活用する方針で、検索エンジン「ビング(Bing)」や統合ソフト「オフィス(Office)」に搭載される可能性がある。
同社は先週、近く従業員を1万人削減する一方、AIなど優先分野への投資を強化すると発表したばかり。【翻訳編集】 AFPBB News