米ワシントン州レドモンドのマイクロソフト本社で、検索エンジン「Bing」へのAI搭載に関する発表を行うユスフ・メハディ副社長(2023年2月7日撮影)。(c)Jason Redmond : AFP
【AFP=時事】米マイクロソフト(Microsoft)のサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)最高経営責任者(CEO)は7日、同社の検索エンジン「Bing(ビング)」に対話型の人工知能(AI)を搭載すると発表し、「検索の新時代」到来を宣言した。
インターネット検索分野は、過去20年にわたり米グーグル(Google)がほぼ独占している。ナデラ氏は発表イベントで「競争はきょう始まる」と語り、AI技術の導入により巻き返しを図る意向を示した。
Bingに搭載されるのは、AI分野で現在起きている「ゴールドラッシュ」のきっかけとなったチャットボット(自動応答システム)「チャットGPT(ChatGPT)」を開発した米新興企業オープンAI(OpenAI)の技術。新エンジンでは、検索結果として従来のように外部ウェブサイトのリストを表示するのではなく、複数の情報源に基づき作成した完全な回答を表示できるという。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件