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米グーグル、対話型AIの広告で「誤答」 株価が急落

米グーグルのロゴ。ベルギー・ブリュッセルで(2020年2月14日撮影、資料写真)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP

米グーグルのロゴ。ベルギー・ブリュッセルで(2020年2月14日撮影、資料写真)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP

【AFP=時事】米IT大手グーグル(Google)は8日、人工知能(AI)を使った自動応答システム(チャットボット)「バード(Bard)」などAI活用に関する詳細を発表した。しかし、バードのオンライン広告に誤情報が含まれていることが発覚し、株価が急落する事態となった。

 誤情報が見つかったのは、ツイッター(Twitter)に掲載されたバードの広告。広告の中で、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)の成果について、9歳の子どもにどのように説明するか質問されたバードは、「世界で初めて太陽系外の惑星の撮影に成功した」と回答。しかし正しくは、その快挙は欧州の超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)が達成したものだった。

 これを受けてグーグルの親会社アルファベット(Alphabet)の株価は7%以上急落した。

 グーグルは6日にバードを発表。翌7日には米マイクロソフト(Microsoft)も同じく対話型AIを使った検索エンジンを公表した。グーグルはマイクロソフトに先んじて自社サービスの詳細を発表しようと急いだとみられているが、グーグルはそうした見方を否定している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件