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破綻銀行の預金全額保護へ 米大統領、責任追及を強調

米カリフォルニア州サンタクララのシリコンバレー銀行(SVB)本店(2023年3月10日撮影)。(c)NOAH BERGER : AFP

米カリフォルニア州サンタクララのシリコンバレー銀行(SVB)本店(2023年3月10日撮影)。(c)NOAH BERGER : AFP

【AFP=時事】米財務省など当局は12日、経営破綻した中堅銀行のシリコンバレー銀行(SVB)について、預金を全額保護する方針を発表した。別の中堅シグネチャー銀行(Signature Bank)もこの日、新たに破綻したが、やはり預金は保護される。ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は立て続けの銀行破綻を受け、金融部門の監視・規制を強化するとともに、責任を追及する考えを示した。

 財務省と連邦準備制度理事会(FRB)、連邦預金保険公社(FDIC)は、SVBに関して、預金者は週明け13日以降、預金を全額引き出せると説明。納税者が負担を強いられることもないとした。シグネチャー銀行の預金も全額保護される。

 FRBはまた、金融機関に対し、資金需要を支援するため、新たな融資枠を設定する方針を示した。

 バイデン大統領はツイッター(Twitter)で、「米国民と米企業は必要な時に信頼して銀行預金を引き出せる」と強調。一方で、一連の問題について「責任を追及する」と言明した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件