現金はあきません　2025年大阪・関西万博は完全キャッシュレス決済

　日本国際博覧会協会は、2025年4月13日(日) 〜 10月13日(月)に大阪にて開催される「2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）」の会場内における決済手段が「キャッシュレス決済」となることを発表した。国際博覧会の会場内で決済がすべてキャッシュレスとなるのは、初めての試みとなる。

　会場内の売店やレストランでの決済手段は、クレジットカード、IC型電子マネー、QR型電子マネーなどとなり、現金は取り扱わない。利用可能な決済手段を持っていない、海外からの来場者、修学旅行生などに向けては、プリペイドカードを販売するなどのサポート手段の導入を検討している。

　また、大阪・関西万博では、キャッシュレス決済の本格導入と合わせて、独自の電子マネーやポイントサービスに対応したオリジナルアプリ「EXPO 2025デジタルウォレット」を導入する。ウォレットのサービス利用に応じて「EXPO 2025ステータス」が付与される。このスタータスに応じたNFTや、デジタルウォレット参加者全員に配布される独自のNFTのプレゼントなども予定されている。

　キャッシュレスは、会場内での支払い時の混雑緩和などが狙いだが、同時に少しだけweb3体験も味わえる仕組みとなるようだ。