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米国でChatGPTアプリがリリース 外出先でもAIが身近な相談相手に

米国向けのApp StoreでのChatGPTアプリの画面

米国向けのApp StoreでのChatGPTアプリの画面

 米国OpenAI社は18日、iOS向けのChatGPTアプリを正式にリリースしたことを発表した。

 ChatGPTアプリは、まず米国で提供が開始され、今後数週間以内に他の国々でも展開する予定だという。また、アンドロイド端末への対応について“次”に対応(発表では“you’re next! ChatGPT will be coming to your devices soon”)となっており近日中の対応が期待される。

 ChatGPTアプリは、無料で利用することができ、ユーザーの利用履歴を複数のデバイスで同期する機能も備えている。さらに、オープンソースの音声認識システム『Whisper』が導入されており、音声入力も可能。また、ChatGPT Plusの有料会員には、GPT-4の機能にアクセスする特典が付与されている。

 同社のリリース文の冒頭には、ChatGPTを外出先で利用するユーザーの利便性を向上すべく、アプリ化を進めたといった主旨のメッセージがある。アプリの利用シーンとして例示された中にも、広告や、複数の検索結果を見比べることのわずらわしさから逃れることができ、情報検索体験がシンプルになる利点をあげている。

 先日、レストラン検索・予約の「食べログ」の空席情報がChatGPTと連動したことが発表された。こうした連携が進めば、外出先でもスマホに話しかけ、AIと相談しながら、おすすめのレストランやレジャースポットを見つけられるだけでなく、予約も完了できるようになる。「検索」「情報確認」「予約・購入」など、これまでいくつかのサイト遷移が必要だったものが、ワンストップで済むようになれば、ネットのポータル(玄関)の役割が変わり、IT業界の勢力図にも変化が訪れることになるかもしれない。

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