【AFP=時事】米歌手ケイティ・ペリー(Katy Perry)は6日、ニューヨークのメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)で同日に開催されたファッションの祭典「メット・ガラ(Met Gala)」に自身が出席していたように見えるAIが生成したフェイク画像をインスタグラムに投稿し、母親も本物だと信じ込んでいたと明かした。
2枚の画像はいずれも、ペリーが会場となるメトロポリタン美術館の階段に立っているように見えるもので、1枚は、たくさんの花があしらわれたゴージャスなドレス、もう1枚は、戦士のよろいを思わせるブロンズのビスチェに植物をモチーフにしたペチコートを着ている。
ペリーは画像に「メタバース(仮想空間)」と位置情報を付けたが、多くのファンは、ペリーがメット・ガラに出席したと思い込んだ。ペリーは2億700万人のフォロワーに対し、「メットには行けなかった。仕事があったので」と説明した。
母親からも「あなたがメットに行ったなんて知らなかった」と連絡があったとし、「笑 ママもAIにだまされてる。気を付けて!」と返信したやりとりを明らかにしている。
この日は他にも、歌手のリアーナ(Rihanna)や歌手で俳優のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)らのフェイク画像も出回った。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件