Open Innovation Platform
FOLLOW US

柴犬「かぼす」死ぬ ドージコインのアイコンモデル

自宅にかぼすの写真やグッズを飾っている佐藤敦子さん(2024年3月19日撮影)。(c)Philip FONG / AFP

自宅にかぼすの写真やグッズを飾っている佐藤敦子さん(2024年3月19日撮影)。(c)Philip FONG / AFP

【AFP=時事】実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が気に入っていることで知られる仮想通貨ドージコイン(Dogecoin)のアイコンのモデルで、インターネットのミームにもなっていた柴犬の「かぼす」が24日に死んだと飼い主が明らかにした。

 佐藤敦子(Atsuko Sato)さんは自身のブログで、「私になでられながら眠るようにそっと逝きました」と明かし、かぼすのファンからの長年の愛情に対して謝意を表すとともに、「かぼちゃんは世界一幸せな犬だったと思います。そして私は世界一幸せな飼い主でした」とつづっている。

 保護犬だったため、正確な誕生日は分からないが、佐藤さんは昨年11月、かぼすの18歳の誕生日を祝っていた。

 かぼすは、ブリーダーの廃業後、殺処分される可能性もあった中で引き取られた。2年後の2010年、佐藤さんはソファの上で前足を組んでいるかぼすの写真を撮り、ブログに投稿。

 ふわふわの柴犬の流し目の画像は、掲示板サイト「レディット(Reddit)」に広がり、広告などにも使用されるミームとなった。マスク氏も昨年、ツイッター(現X)のアイコンを一時、かぼすの顔に変えていた。

 画像は後に非代替性トークン(NFT)を利用したデジタルアート作品となり、400万ドル(約6億3000万円)で売却された。2人のソフトウエア・エンジニアがジョークで始めたドージコインは現在、時価総額230億ドル(約3兆6000億円)で、世界で8番目に価値のある暗号通貨となっている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件