【AFP=時事】トルコ情報通信技術庁(BTK)は2日、画像共有アプリのインスタグラム(Instagram)へのアクセスを遮断したと発表した。
理由については明示していないが、先にトルコ大統領府高官は、イスラエル軍の攻撃で死亡したイスラム組織ハマス(Hamas)の最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏へ向けた追悼メッセージの投稿をインスタグラムが「検閲」していると非難していた。
X(旧ツイッター)ではトルコ国内の多くのユーザーが、インスタグラムのフィードを更新できないと指摘。AFPの記者らもこの問題を確認した。
この動きに先立つ7月31日には、トルコ大統領府通信局のファフレッティン・アルトゥン(Fahrettin Altun)局長が、インスタグラムが「殉教者ハニヤ氏に向けた弔意メッセージの投稿を妨げている」「明々白々な検閲の試みだ」と非難していた。
ハニヤ氏はパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するハマスの政治的指導者で、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の盟友だったが、7月31日にイランの首都テヘランでイスラエルの攻撃により殺害された。
現地メディアによると、トルコの人口8500万人のうち、5000万人以上がインスタグラムにユーザー登録している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件