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イケア、中古家具売買サイトを試験運用

イケアのロゴ(2021年1月13日撮影、資料写真)。(c)LOIC VENANCE : AFP

イケアのロゴ(2021年1月13日撮影、資料写真)。(c)LOIC VENANCE : AFP

【AFP=時事】スウェーデンの家具小売大手イケア(Ikea)は26日、中古家具を顧客同士が直接売買できるオンラインサイトを立ち上げたと発表した。

 同社の小売部門責任者はAFPに「オスロ(Oslo、ノルウェー)とマドリード(スペイン)で、顧客同士をつなぎ、イケア製中古商品を売買できるオンライン中古市場を試験運用している」と語った。英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)の報道を認めた形だ。

 同社によると、サービス名は「イケア・プレオウンド(Ikea Preowned)」。運用試験は今年12月まで行われる。責任者は「12月以降に評価を行い、次の段階を決定する」と述べた。

 今回の動きは、組み立て式家具を手頃な価格で販売するという同社のビジネスモデルが、過剰消費と安易な廃棄を招いているとの懸念を払しょくするのが狙い。

 イケアは先に、家具のレンタル、修理、リサイクルに取り組み、2030年までに循環型ビジネスの構築を目指すと発表していた。同社はすでに、自社が販売した家具を買い取り、修理した上で店舗で販売している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件