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アップル「AirPods Pro 2」 補聴器機能をFDA承認

Appleの「AirPods Pro 2」(2024年9月9日撮影)。(c)Nic COURY : AFP

Appleの「AirPods Pro 2」(2024年9月9日撮影)。(c)Nic COURY : AFP

【AFP=時事】米電子機器大手アップル(Apple)は12日、イヤホン「AirPods Pro 2」に追加を予定している補聴器機能について、食品医薬品局(FDA)の承認を受けたと明らかにした。補聴器市場に激変をもたらす可能性がある。

 アップルは今週、AirPods Pro 2のアップデート版を発表。アップデート版には、聴力を検査し、日常生活やオンラインストリーミングで利用できる補聴器機能が搭載されるとしていた。

 FDAは12日、同機器の補聴器機能を承認。専門家が調整した補聴器と同程度有益だとユーザーが評価したとする研究結果を報告した。

 FDAのミシェル・ターバー(Michelle Tarver)局長代行は「難聴は、大勢の米国人に影響が出ている深刻な公衆衛生問題だ」と指摘。アップルのソフトウエアは「軽度から中程度の難聴を自覚する成人に対して聴覚支援の利用しやすさ、入手しやすさ、受け入れやすさを向上させる」と説明した。

 AirPods Pro 2の価格は249ドル(約3万5000円)と臨床グレードの補聴器としては格安だが、利用にはアップル社製携帯端末などが必要。

 アップルが示した研究結果によれば、軽度から中程度の難聴の人は、世界で10億人以上いる。

 AirPods Pro 2の補聴器機能は100以上の国と地域で、関連当局の承認が下り次第、今後数か月以内に利用可能になる見込み。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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