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ヒューマノイドによるアート作品、2億円で落札 ロンドン

ヒューマノイド(人間型ロボット)の「アイダ」(2024年5月30日撮影)。(c) Fabrice COFFRINI : AFP

ヒューマノイド(人間型ロボット)の「アイダ」(2024年5月30日撮影)。(c) Fabrice COFFRINI : AFP

【AFP=時事】人工知能(AI)を用いたヒューマノイド(人間型ロボット)が描いた絵画が7日、世界で初めて競売に出品され、予想の18万ドル(約2700万円)を大きく上回る132万ドル(約2億円)で落札された。

 英ロンドンで行われた競売大手サザビーズ(Sotheby’s)の「デジタルアートセール」に出品されたのは、現代コンピュータ科学の父の一人と称される英国の数学者アラン・チューリング(Alan Turing)の肖像画で、タイトルは「AIの神(AI God)」。世界初の人間そっくりに製作されたロボットアーティスト「アイダ(Ai-Da)」が描いた。

 サザビーズは「きょう、ヒューマノイドアーティストによる初の作品が記録的な価格で落札されたことは、モダンアート、コンテンポラリーアートの歴史における一つの節目であり、AI技術と世界のアート市場が交差する地点の広がりを反映している」と述べた。

 AI技術を用いて会話をするアイダは「私の作品は、新しい技術について対話を促す触媒となるところに主な価値がある。先駆者アラン・チューリングの肖像画は見る者に、AIとコンピューター技術の神のような性質を考えさせるとともに、こうした進歩がもたらす倫理的および社会的影響についても熟考する機会を提供する」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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