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中国製の2トン級「空飛ぶクルマ」、日本を初飛行

岡山市で試験飛行する上海峰飛航空科技の2トン級eVTOL(2024年11月29日撮影)。(c)Xinhua News

岡山市で試験飛行する上海峰飛航空科技の2トン級eVTOL(2024年11月29日撮影)。(c)Xinhua News

【新華社上海12月1日】中国の電動垂直離着陸機(eVTOL)メーカー、上海峰飛航空科技(オートフライト)の2トン級eVTOLが11月29日、日本の岡山市で試験飛行を行った。1トン以上の中国製eVTOLが日本を飛行するのは初めて。

同機は純電力駆動で複合翼構造を採用。試験飛行は、同社と航空宇宙産業の集積を目指す一般社団法人「MASC」が共同で実施した。

上海峰飛航空科技の鍾瑞花(しょう・ずいか)ブランド広報総監は上海での取材に対し「日本には多くの島があり、インフラ維持などの問題もあることから、革新的な交通手段には巨大な市場ニーズがある」と説明。峰飛航空科技は10月に日本で1トン以上のeVTOLを飛ばした米国企業に次ぐ2社目の企業であり、今後も多くの都市での飛行を計画していると述べた。

2017年設立の同社は、国内で比較的早い時期にeVTOLの開発を始めた企業の一つ。中国ではここ数年、低高度を飛ぶ有人・無人航空機を活用した経済活動「低空経済」の質の高い発展を支援する政策や措置が相次ぎ打ち出され、同分野のイノベーションと成長を促進している。(記者/龔雯)【翻訳編集】Xinhua News/AFPBB News|使用条件

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