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メルセデス・ベンツ、ローマ教皇に電動専用車を贈呈

バチカンで電動の教皇専用車を贈呈されるローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(右、2024年12月4日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE:AFP

バチカンで電動の教皇専用車を贈呈されるローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(右、2024年12月4日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE:AFP

【AFP=時事】ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツは4日、気候危機への世界的な行動を繰り返し呼び掛けているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に、電動の教皇専用車を贈呈した。

 専用車はメルセデス・ベンツのGクラスを改造したもので、ガラス製の天蓋(てんがい)の下に高めの座席が設置され、教皇が信者らにあいさつできるようになっている。メルセデス・ベンツによると、専用車は教皇が「公の場に姿を現す際に求められる超低速に対応した」電動モーターで動く。

 同社のオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)と専用車の特別プロジェクトに参加したエンジニアらが、バチカンでフランシスコ教皇に車両を直接贈呈した。ケレニウスCEOは、教皇のために車を製造することは「わが社にとって特別な名誉」だと述べた。

 メルセデス・ベンツは、過去45年にわたりバチカンに教皇専用車を提供してきたとしている。ローマ教皇庁で電動車両が使用されるのは今回が初めてではない。フランスの自動車メーカー、ルノーは2012年、フランシスコ教皇の前任者であるベネディクト16世に電動のミニバンを贈呈した。【翻訳編集】 AFPBB News